渡邊 裕美(わたなべひろみ)
作曲/サウンドデザイン
静岡県出身、パリ在住。東京藝術大学音楽学修士課程修了後、渡仏。電子音響音楽の制作を始める。電子音響音楽をレジス・ルヌアール・ラリヴィエール(エリック・サティ音楽院)、並びにクリスティーヌ・グルト(パンタン音楽院)、コンピュータ音楽をオクタビオ・ロペス(ジョルジュ・ビゼー音楽院)、並びにロラン・ポティエ(サン=テティエンヌ大学)に師事。2012年、パンタン音楽院にて審査員満場一致の最優秀で電子音響音楽のディプロム(DEM)を取得し同時にSACEMから奨学金が授与される。2013年にはサン=テティエンヌ大学にてコンピュータ音楽の職業修士課程を修了。2007年から2009年までロータリー国際親善奨学生。
これらの学業と並行して電子音響音楽の講習会を受講。その中には、Musiques&Recherchesのアクスモニウム講習会(2009)、GMVLのフィールドレコーディング講習会(2011)、IRCAM主催のManifesteで行われたコンピュータ音楽のワークショップ(2012)、Futuraのアクスモニウム講習会(2012,2014)などが含まれる。
繊細な色彩の移ろいが生み出す仮想の音響空間を求めて音楽制作を続けている。CCMC2011において、ベルトラン・ドゥブドゥー氏によりACSM116賞を受賞。Musica Nova 2017(チェコ)のミクスト部門第1位。その他、Ina-GRM主催のBanc d’essai 2013、CCMC2014、NYCEMF2016、ICMC2016(ユトレヒト)など世界各地で作品が上演されている。